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こんにちは!
今頃は、どこの学習塾・英語教室でも別れと出会いの季節を迎えていらっしゃるかと思います。
学習塾の新年度は2月頃、英語教室は4月頃というのが通常でしたが、最近では両者の境があまり無くなってきたようです。
いずれにしても、今はまだ新しい生徒さんからのお問合せも他の月よりも多いのではないかな~と思いますがいかがでしょうか?
今日は、そんな「新規お問合せ」を受ける際の注意点を少しだけお伝えしたいと思います。
以前、まったく違う業界の、まったく違う内容で私が「客」の立場で、とあるセミナーに参加をしたことがあります。
セミナーというのは、往々にして「プル型営業(集客)」の戦略の一つであることはもちろん承知していました。
・・・・プル型営業について、お分かりでない方のために念のため説明をしておくと、セミナーや展示会、WEB、口コミなどを通じてお客様にこちら側に来ていただき、そこで見込み客からお客様になっていただくための活動をすることです。
対する用語として、DMやテレアポなど、こちらから積極的にアプローチを掛けて営業するスタイルとしてプッシュ型営業と言うものがあります。
・・・・話は戻りますが、営業目的のセミナーとは分かっていつつも、私としてはセミナーのタイトルや見出しコンテンツに惹かれて参加をしたわけです。
ところが、会場に着いた私が案内されたのは、個室。
「セミナーと同内容のことを行いますが個別にご対応させて頂いた方がざっくばらんにお聞きになりたいことなどにもご説明ができるので・・・」
と言われて、いきなりの面談シートと個別営業。
びっくりしました!
いえ、露骨過ぎて。
もちろん、シートには最低限しか記入せず、中座して帰ってきました。
もしもあの会社さんが、ああいったやり方で顧客をつかまえられると思ったら、これは大きな間違いではないかな~と感じましたよ!
まずは、こちらの要望を満たしてほしかったし、セミナーがたとえプル型営業のツールであったとしても、だからと言ってそのセミナー内容に手を抜くべきではなかったと思います。
むしろ、このセミナー内容を来場者にどれだけ満足させられるか、ということがその後の営業活動がうまくいくかどうかに掛かっていると言っても良いと思います。
そして、この経験から転じて、教室運営の際にも同じことが言えるのではないかな、と思い当たったのです。
生徒様が、教室にお問合せをしてくるときには、きっと何か聞きたいことや知りたいことがあるからですよね?
それに対して、運営サイドとしては、
「やった!問合せがあったぞ!それいけーー!」
とばかりに攻勢をかけて、自塾のモットーであったり実績であったりその他、色々色・・・と、ひとつ余分なぐらいに話してしまっていることが多いのではないかしら、と。
もちろん、そんな風に話したくなってしまう気持ちは私にも十分理解できるんですが、この経験をしてからは、意識して「聞き手」に徹するようにしています。
例えば、塾の合格実績を聞かれたらもちろんお答えしても良いのですが、聞かれるまではペラペラしゃべらずに、まずはお問合せの保護者が何を求めているのかをじっくり聞いてあげることに徹するべきでしょう。
塾業界でいうと、最近はやっているのは「科学実験1日教室」とか、英語教室では「英語絵本読み聞かせ会」とか「英検対策講座」なんかが、こうしたプル型営業として活用できると思うのですが、この際にも、「集客」「営業」を前面に押し出すよりは、必死でその講座の内容充実を図ったほうが良い結果が得られるのかな~と思いますよ!
繁盛塾の方が仰る言葉は、いつも「まずは内部充実を!」ということですが、こうしたプル型営業のときにも同じですよね。
お問合せ対応も同様。
まずは、お客様の求めていることに120%応えられるように!
まあ、言うは易しなんですけどね~。でも、お互いにがんばりましょう!!
Feb 27, 2020 | 850 | 教室運営について