こんにちは!
年度末の忙しさMAXのアクティブ英会話ですが、先生方はいかがでしょうか。
毎年、この時期になると「忙しい忙しい」とつぶやいていて、
「忙しいのは、もうかっている証拠だから良いでしょう」
なんて言われてしまうこともあるのですが、なにも新規生徒の応対だけで忙しいわけではなく、辞めていかれる先生方・生徒様方の対応だったりで忙しい局面が大きいというのが悲しい事実なんですよね。。。。。
まあ、そういった私的な愚痴はともかくとして、今日の話題は「生徒アンケート」についてです。
今年に入ってからの記事では、ユーザー目線の重要性について書いてきたのですが、そもそも「ユーザー」について、きちんと把握をしているのでしょうか・・・・ということです。
アクティブでは、ファミリー向けのオンライン英会話スクールを運営しているのですが、通学タイプの教室でもなければ、家庭教師タイプのレッスンでもない。
もっとも生徒の実態がナゾに包まれている「オンライン」型のスクールです。
生徒様の属性(年齢やお住まい)などの記載項目は一応設けているのですが、あくまで任意なので無記入の方も多く、言いかたは悪いですが「どこのだれが受講しているのか」きちんと把握することが出来ません。
もちろん、こちらから
「うちは兄弟で受講するとお得に学べます」
「1会員(アカウント)で家族全員が使えます」
「日本人バイリンガル講師がメインで指導を担当します」
などと、スクールの特長をPRしていますので、基本的には、そうした特長に魅力を感じてくれた方が受講をして下さっているのだと思いますが、あくまで「思います」のレベルです。
他の教室ではなくって、なぜウチだったのか。
もしかしたらウチのこの部分は気に入ってるけど、この特長は不満を感じている人が多いのかも?
なんていう色々なことは想像するしかありません。
なかなか生徒のニーズを汲み取るのが難しく、悩んでいたところ、とあるマーケティングの担当者さんが教えてくれたのが、「生徒にアンケートを取ることの重要性」でした。
その方は、マーケティングの業界に長くいらっしゃる方で、私がとても尊敬している方なのですが、その方曰く、そもそもマーケティングについての認識が間違っている人が多い、とのこと。
マーケティングというと「広告戦略」や「営業活動」のことと同義だと思っている方が多いかもしれませんが、本来の意味とはちょっとずれているのだそうです。
試みに、英英辞典で調べてみると、以下のようになっています。
the total of activities involved in the transfer of goods from the producer or seller to the consumer or buyer, including advertising, shipping, storing, and selling.
つまり、広告・運搬・供給・販売なども含めたサービス(商品)提供者から受給者に向けた活動全般を指すということですね。
ウェキペディアでは以下です。
顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動
ちょっと英文のmarketingとは定義が違っていますね。
ですが、ここで言いたいのは、販売戦略でも営業活動としてのマーケティングでも良いのですが、重要なのは「サービス受給者」のニーズにフォーカスを置くことが重要だ、ということです。
「えー。そうは言われても、ネット上では生徒の属性さえよく分からないから、難しいです~」
と言ったところ、
「だったら、アンケートを取ってはどうですか? 生徒の不満に思っている点や、他のスクールではなくって御社のスクールを選んでくれた理由なんかも分かれば、それってすごく今後のスクール運営そのものに活きてきますよ」
と教えてくださったのです。
そして、アンケートを実際に取ってみたところ、自分では思ってもいなかったところにウチのスクールにメリットを感じてくれている人がいることが分かりました。
もちろん、不満をブツブツ仰ってくる方もいましたし、絶対に解決できないような不満やリクエストも中にはあります。
本音を言えばそういった不満やお叱りをわざわざ聞くのは怖いし億劫だ、という気持ちもすごく分かります。
ですが、結果としては、そうした不満についてもこちらでは気付かなかったことや勉強になるヒントが含まれていました。
「うちは、普段から保護者様と密にコミュニケーションを取っているから大丈夫」
というスクールさんもあるかもしれませんが、それでもアンケートを取ってみると意外な気付きが出てくることもあると思います。
特に学習塾では、卒業をしていく生徒さんも多い時期かと思いますが、おやめになる前に、ぜひアンケートにご協力を頂けるように働きかけてみてくださいね。
それでは、お互いに、笑って春を迎えられますように!
Feb 06, 2020 | 909 | 教室運営について