こんにちは! アクティブのイシダです。
先日、同業のオンライン英会話スクール運営者さんとお話をする機会がありました。
色々と勉強になる情報を、ペラペラと惜しげもなく教えて頂いたのですが、なかでも、
「おお!なるほど!それはすごい!!」
と感服したことが、とにかく「出口」に気を遣っているという教室運営の基本でした。
出口、つまり「いかに生徒が辞めないで継続してくれるか」ということを一番に考えている、ということです。
かなり昔に、
「利益を上げるのに必要なたった5つの要因」
という文章を読んで、それをメモ帳に入れて、事あるごとに見返していたのですが、その5つのなかにもこの「出口」については入っていました!
ちなみに、この5つ、お分かりでしょうか?
今日は簡単に答えを言ってしまいます。
(1)新規客を増加させる
(2)流失客を減少させる
(3)商品単価を上げる
(4)商品数を増加させる
(5)購入回数を増加させる
・・・・・以上の5つでした。
いくつ思い起こせましたか??
お会いしたTさんは、この原則のなかでも、特に(2)にある「流出客を減少させる」を大事にする方法が中小のスクールには大事なこと、と仰っていました。
なぜかというと、(1)新規客の獲得には、どうしても広告などのコストがかかってしまいがちで、そうなると資本力のある大手にはどうしても太刀打ちができないからだ、とのこと。
商品単価(客単価)を上げたり、商品数を増やしたりという工夫はもちろん必要ですが、もともとTさんのスクールでは本当に最低限のコストしかかけていないそうですし、客単価についても、これは実際の商品を売っているネットショップとは異なり、サービスを売っている教室や塾の場合には、この数字を変動させるのは、だいぶ慎重に行う必要がありますよね。
一方で、今いる生徒さんをとことんまで大事にしていく、ということであれば、コストを掛けずに行える上に、場合によっては、今いる生徒さんが新しい生徒さんを呼んでくれることも期待できます。
以前にもお話をしたかもしれませんが、昔見たテレビで、繁盛ラーメン店の店主のインタビューがとても印象的でしたので、また同じ話になるかもしれませんが・・・・。
その男の人は、良くありがちな、
「ラーメンのことなら、こだわりがある。自分の美味しいと思うラーメンを食べさせたくて商売を始めた」
というタイプではなく、まずは、「儲かるお店を作りたい」というところからスタートしていて、儲かるお店をつくるための「手段」として、
「みんなに受ける、美味しさにこだわったラーメンを作る」
という方法に行きついた、という話でした。
このTさんについても、
「英語が好きだから、この英語に対する想いを啓蒙していきたい」
・・・・ということは全くなく(失礼!)、あくまでも、商売として始め、結果として、
「今いる生徒さんをとことん大事にして、今いる生徒さんの英語学習を100%応援している」
という体制なんです。
順番はどうであれ、中小のスクールであれば、まずは
「今いる生徒さんをとことん大切にする」
という姿勢は、本当に必要だと思えましたし、色々な細かい工夫には感服しました!
フリーランスで英語の先生をやっている方にしても、このお話は参考になるのではないでしょうか。
もしも新しく生徒さんを増やしたいと思ったら、まずは今いる生徒さんをとことん大切に扱う、というところから始めてみると、口コミなど思わぬところから新しい生徒さんが現れるかもしれません!
ぜひご参考になさってみてくださいね。
Nov 21, 2019 | 1273 | 教室運営について