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こんにちは! アクティブのイシダです。
今日は、英語の先生の職業としても多い「兼業主婦」についてのお話をしたいと思います。
昨年のデータになってしまうのですが、「日本能率協会総合研究所」さんが【受験生の母親を対象にした意識調査】という調査を行っていて、その設問項目や回答が面白いなあ、と思いましたのでご紹介させてください。
1509名の「受験生」の親、ではなくて母、に限った調査だったのですが、母親の属性として
「専業主婦、パート、フルタイム勤務、その他」
という項目があったのですが、一番多いのはどこだと思いますか?
・・・・・やっぱり、パート?
と思いきや、1位は「専業主婦」で何と40%になっていました。
平成30年の厚生労働省による国民生活基礎調査によれば、児童のいる家庭で母親が仕事をしている割合は72.2%だそうです。
働いていない母親が、30%未満。
今回、日本能率協会総合研究所さんの調査は児童だけでなく、年長さん、中3、高3(及び浪人生)の母親を一括して調査していますから、一概には比較ができません。
でも、それにしても子供全体に対する母親の就業率に比べて、受験生、ということになると途端にお母さんは仕事をしなくなる割合が高くなる・・・・ということが言えるのではないかと思います。
これは、ちょっと注目すべき数字、ですよね。
政府が一生懸命、保育園の整備やワークタイムバランスetc…を頑張ったところで、やっぱり自分のかわいい子供の進学・受験という局面においては「専業主婦の方が有利」ということになっています。
有利、という言葉に語弊があるのであれば、「仕事」と「家事」については何とか家事をアウトソースしたり夫に(夫の家事能力に目をつぶりながら笑)一部を分担してもらったとしても、「進学」「受験」となると、まだ仕事と両立するのは難しい、ということが言えるのではないでしょうか。
この調査では、子供たちが塾で夕飯を取る割合がかなりある、と言っていて、その夕食はコンビニおにぎりやサンドイッチという割合も高かったのですが、一番は69.7%で、これは「家で作ったお弁当」でした。
パートの主婦であれば、何とか夕方に子供が塾に行くまでに弁当を作って持たせることが出来るかもしれませんが、夕方まで働いているお母さんにとっては、ムリゲー、という感じですよね。
そうかといって、受験勉強を頑張っている子どもに、
「周りは、栄養バランスを考えた手作り弁当、うちは母親が働いているので毎回コンビニおにぎり」
というのは、子供はもしかしたら大して気にしていないかもしれませんが、母親が苦悩してしまうのはよく理解ができます。
私自身も、長く「働く母」をやってきましたが、申し訳ないけれど子供の受験に対しては <だいぶ手抜き> な感じです。
そして、家事の手抜きに比べて、ちょっぴり罪悪感があるのも事実。
今回の調査結果は、そういう意味でも、
「うーん、そうきたか。専業主婦1位かぁ・・・・」
と色々な意味で複雑な思いでした。
ただし、色々な問題はまだまだありますが、全体的には、時代はやっぱり働く母が今後も増えていくことは間違いないです!!
そのためには、逆に塾・教室側が、働く母に合わせたサービスを提供できるようになると良いですよね。
アクティブが行っている「家庭教師」スタイルのレッスンも、働く母には嬉しいシステム。
あとは、ITを活用した授業なんかも、まだまだ小学生・中学生には抵抗が多い部分もありますが、少しずつ普及していくのかな、なんて思っています。
こういった部分も含めて、英語教室及び個人塾を運営する上では、時代のニーズに沿ったサービスが提供できるようになってくれることを、一母親としても、期待したいです!
日本能率協会総合研究所さんの調査結果URLは → こちら
Jul 23, 2019 | 3980 | スタッフブログ