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こんにちは。
今日は、中学生と英会話についてです。
英会話教室では、どのスクールでも、中学校に入るタイミングで辞めてしまう生徒が多数を占めるのではないかと思います。
うちは学校の文法英語とかじゃなくって、洋書を使って楽しくレッスンをするスタンスの「英会話専門」だから、仕方がない
(・・・・というか、学校英語の試験対策とか、塾みたいに特訓レッスンのようなことはできないから仕方ない?)
などと割り切っているスクールもあるかもしれません。
私自身、中学生の子供がいるので、
「楽しく会話、という前にまずは試験で点をとれなきゃ」
と思ってしまうのはすごーく理解できます。
あるいは、中高一貫校に通っているお子さんの中には、
「今年中に英検○級が取れないと、進級できない!」
などという場合もあるようですので、余計に、楽しいとか楽しくないとかじゃなくって、まず点数!!・・・という体制になってしまうのは仕方がないことかもしれないです。
ですが、本来であれば、せっかく12、13歳になって、学校でも英語が始まり、単語量や発言もしっかりとしてくるという時期は、まさに語学の習得という側面で言うと伸び盛りの時期です。
その時期に「楽しい英会話教室は卒業、会話も一旦は置いといて文法、テスト対策しましょう!!」と言って教室を去ってしまう子供が多いというのは、本当に残念なことです。
中学生の場合には、英会話専門に学ぶ、というわけにはいかないかもしれませんが、それでも先生と英語でコミュニケーションを取りながら文法や読解力も学んでいくことができれば、中学生の生徒にとって、英語が「苦痛な学問の時間」にはならないで済むのかな、と思います。
「中高生向け英会話レッスン」というのは巷のスクールではほとんど見掛けませんが、総合的に英語力を伸ばすという方式で、会話も排除しないレッスンであれば 英語=fun ではなくなるかもしれないけれど、英語=interesting にはなり得るのではないでしょうか。
アクティブの生徒さんで、中学生だけど「英会話を半分、学校フォローを半分」という形で受講をしている生徒さんのレッスンレポートがありますので、ご紹介しますね。
■4月のレポート
(先生より)
代名詞(主格・目的格)を使用した会話の練習をしています。
代名詞とbe動詞の組み合わせなど、覚えることがたくさんですが、集中して取り組んでいます。
Readingも発音に気をつけてしっかりと読むことができています。
■5月のレポート
(先生より)
There are ~. と They are ~. など似ている文章の使い分けを練習しました。
主語と動詞をより意識してしっかり伝わるように、理解できるようにしていきます。
Readingがとてもよくなってきています。
しっかり聴き取ろうとする姿勢、そして文法も理解できているから伸びているようです。
■6月のレポート
(先生より)
助動詞canを使用した会話を練習し、しっかりできています。
Readingも上達しています。
今後も発音に注視しながら音読練習を進めていきます。
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いかがですか?
中学生になると英文法をしっかり学ぶので、読解力が伸びていきます。
確かに文法を学ぶことによって、間違いを恐れずに発言することが出来なくなってくる・・・という側面は否定できませんが、それでも文法を学び、読解力を上げることによって総合的に英語能力はあがりますので、リスニング力やスピーキング力もついていってくれると感じます。
今回は女の子のケースでしたが、また機会があれば、今度は男子中学生のケースも取り上げてご案内しますね!
Jul 02, 2019 | 1092 | 英語教室&先生向け記事