最近(ちょっと前?)、世間をにぎわせているバイトテロ問題。
一昨日、くら寿司の元バイト店員の少年3人が、不適切動画をアップしたとして
「偽計業務妨害容疑」
とかいう、舌を噛みそうな容疑で書類送検されましたね。
塾とか、英会話スクールみたいな、B to Cビジネス(個人相手の商売)をしているわたし達にとっては、つくづく、怖い世の中になったなー、と思います。
例えば、こんなことは言いたくないですが、生徒や先生の中には、かなりの変わり者というか、クレーマーのように非常に理不尽なことで怒って文句を言ってこられる方も、います。
たぶん、100人に聞いても
「それは、おかしいでしょー」
と、同情してくれるような内容のクレームも、あります。
昔かたぎの飲食店のおっちゃんとか、江戸っ子気質の個人商店とかだったら、
「ばーろー、お前に出す料理はねーや。おととい来やがれ!!」
とか言って追い返してしまうのかもしれません。
ですが、いまは、そんなことをしたら、どんなしっぺ返しが待っているか。。。
明らかに、向こうに非があるようなことであっても、それはあくまでこちらサイドの見方。
・・・あるいは、「客観的な」見方。
でも、クレーマーさんにはクレーマーさんの言い分や見方があって、そちらサイドの意見でネットで悪口を拡散されてしまうと、いつの間にか、自分の教室や塾が、
「すごい劣悪な教室」
として、世間的
に認知されてしまいます。
しかも、なぜかは分からないのですが、そういったネガティブワードって、なぜか検索エンジンにものすごく強いんですよね。
わたしが、スクール運営の参考にしている競合の仮称ABC英会話スクールというスクールがあるのですが、このスクール名で検索すると、検索1ページ目に、元生徒と思われるブログ記事が出てきます。
タイトルが、
「悪徳英会話ーABC英会話スクール」
というもの。
読み進めると、それを書いたのは、少し精神疾患がある(←自分で書いてる)若い男性のようです。
何か気に入らないことがあったのかもしれませんし、そのサービスに納得できなかったこともあるでしょう。
でも、こんな匿名の仕
返しって、ないよなー・・・・と思います。
このスクールさんは、幸いにしてネット対策に強いプログラマーさんがいらっしゃるせいか、それ以上の騒ぎにはならずに順調に運営を続けていらっしゃいますが、個人塾のようなところで、しかも文章ではなく、最近流行りの動画での拡散があったなら、秒速で今まで築き上げてきたものが吹っ飛びます。
そして、問題なのがこういった動画やSNS拡散に対して、私たちができる対抗手段ってほとんど持ち合わせていないんですよね。
世間では、大きな会社向けのサービスではありますが、
「SNSの拡散リスク管理」
を商売にしている会社もあるんですよ。
会社名で定期的に循環して、炎上しそうな動画やツイートを見つけてはひとつずつ潰していく、というもの。
アクティブ英会話にも営業メールがきましたが、大部分はAIがやってくれるとは言うものの、それなりにマンパワーもいるのか、月額利用料(保守料?)がベラボーに高く、とても中小企業に出せるサービスではなかった、と記憶しています。
個人塾や小さな英会話スクールを運営している私たちにできることとしては、毎日を誠実に、謙虚に運営を続けていく・・・・ということしかないのではないかなー、と思います。
あともう一つは、出来る限りコミュニケーションをとる努力をすること。
やっぱり、コミュ
ニケーションを多く取っている先生や生徒さんからは、そこまで法外な?文句を言われることは少ない気がします。
普段からコミュニケーションをよく取っていると、たとえトラブルに発展しそうになっても、早い段階で対処することも可能です。
また、塾などの場合には、バイトの先生同士についても同じです。
楽しそうに働いている人がいるスクールでは、いつの間にか雰囲気が良くなって、他の先生方も楽しく働けるようになるし、その逆もしかりだと思います。
まだまだ、SNSというマモノから身を守る手段は少ないのですが、代わりにSNSが大きく商売の手助けになってくれることもあります。
ネットとは、うまく付き合っていきたいですね。
May 31, 2019 | 920 | 教室運営について