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こんにちは。
新しいブログに移行してから、なんとなくまだ作成ページの雰囲気に慣れないイシダです。
今日は少しお堅い記事になってしまうかもしれませんが、英語教育に関わる人に知っておいていただきたいので・・・・。
言うまでもなく、現在の幼児や小学生が社会に出るころには、もっともっとグローバル化は進んでいて、
<英語だけではなく中国語も学校での必須科目に!>
なんていう世の中になっているかもしれませんよね。
そんななか、先日ニュースを見ていたら面白いデータが紹介されていました。
平成元年の世界中の会社の時価総額をランキングにしたものと、平成30年、つまり昨年の同じ時価総額ランキングです。
平成元年では、1位がNTT、2位が日本興業銀行(現みずほ銀行)、そして3位が住友銀行(現三井住友銀行)とトップ3を独占!!
しかも、上位30位中、なんと21社を日本企業が独占していたそうです。
対して、平成30年。
1位がアップル社、2位がアマゾン社、そして3位がアルファベット社(グーグルです、グーグルの持ち株会社)と、今度はアメリカ合衆国がトップ3を独占。
しかも、面白いことに今度も上位30位中、元年のときと同じく、21社をアメリカ企業が独占しています。
ちなみに、平成30年、日本企業は上位30位に入っている企業はゼロだそうです。
このデータを持って、その記事では
「日本はグローバル経済戦争に負けた」
などと議論を進めていましたが、私はここで経済戦争うんぬんの話はさておき、この偏りのある世界は、ちょっとどっちもアレだなあ・・・と思いました。
というのも、私は、ちょうどバブル(平成元年ごろもバブル期でした)のころに、アメリカに住んでいたのですが、日本の国力?がスゴイ!!ということで何か得をしたり、誇りに思えるような思い出は特にありません。
むしろ、ロックフェラーセンターが日本企業に買い取られたとかで、ジャパンバッシングが起こって、肩身が狭い思いをした思い出なら、あります(^^;)
平成元年当時から、アメリカではよく「Peace!!」という掛け声やロゴマークがありましたが、30年経って、今度はアメリカが経済を独占しているような状況。
そして、やはり、世界でpeaceはやってきていません。
こんな言い方は端的で根拠もないことかもしれませんが、日本にしろアメリカにしろ、経済的に世界に不均衡を生んでしまうっていうのは、最終的には自国にとっても良い結果にならないのではないかな・・・と思っています。
私たちは、子供のころ「他人に思いやりを持つように」ということを何度も何度も教えられてきたと思うのですが、グローバル化がより進む近い将来に、このような経済的不均衡がない世界になっていると良いな・・・と強く感じます。
不均衡がなくなっていけば、その国に対する偏見も減っていくのではないかな~、なんて考えているのですが、コトはそんなに単純ではないでしょうかね?
経済戦争に負けた、とか日本をもっと強くしよう!!
とかいう男性的な議論よりも、負けた勝ったではなくって、「強国」「弱小国」「勝ち組の国」「負け犬の国」みたいな物差しがなくなる社会になることを、そんな社会に、今の子供たちを送りだしたい・・・・とは思いませんか?
アクティブでは、子供たちの英語教育のサポートをさせて頂いているワケですが、本当言えば、英語の発音とか成績とかは二の次かな、と。(こんなことは大声では言えませんが)
それより、家庭教師という「大人」と対等に1対1で会話やコミュニケーションをして、世界共通語である英語を使って自分の考えを言ったり、発表したりできることの方がずっと大切なことだなあ・・・と思っているんです。
もちろん、その過程として「英語の成績を上げる」とか「発音を褒められて自信をつける」なんていうためのテスト対策や発音矯正は、あり、だと思うんですけどね。
キレイごとなのかもしれませんが、英語教室や学習塾を運営したり、講師として子供に接する際には、そういう自分の使命であったり、大義っていうものについて、少し考えてみてもいいのではないかな、と。
なんか偉そうに聞こえたらゴメンナサイ・・・。
最近の「令和」ブームと平成の30年について、ちょっと感じたことについて、今日は記事にさせて頂きました。
次回は一転、フォニックスについて英語講師に向けたお話をしたいと思います♪
Jun 07, 2019 | 716 | 英語教室&先生向け記事